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【天ぷら】鈴仙奮闘記26【大好きです。】
[191]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/02/12(木) 23:40:56 ID:MoXMpA7+
鈴仙の言葉に対して、星は今度は力強く答える。
かくも穏やかで女性的な物腰の中に、凛とした強さを持つのが、鈴仙の知る寅丸星だった。
星「……だから、あはは。 運が悪いとか言いつつ、結構残念だったりしてます。
この間の試合。 私も後少しで、鈴仙みたくハットトリックを狙えたんですけどねぇ」
鈴仙「あはは。 それって、私の得点王的にはラッキーだったかも……って、うん?」
星は無邪気に笑った。
そのあまりに呑気な様子に、つられて鈴仙も笑ってしまいそうになるが――途中で疑問を覚えて首を傾げる。
首から遅れて鈴仙の兎耳もぷらんと揺れた。
星「? どうしました、鈴仙? お腹でも痛いんですか?」
あからさまに眉間にしわを寄せる鈴仙の顔を見て、星が心配そうにしている。
鈴仙は構わず、ふと思った疑問を口にする事にした。
鈴仙「……あれ。 星ってばこないだの試合、1得点しかしてないじゃないの。
なのに後少しでハットトリックって……ちょっと大げさじゃない?」
言葉にすると失礼な気もしたが、しかし疑問はその通りだった。
鈴仙はこの間の試合――命蓮寺ロータス対守矢みらくるずの試合結果を知っている。
1−2で守矢みらくるずの勝利。 花果子念報には確かにこう書いてあった。
星「いやいや。 それがですね、運が悪いとはこの事なんですよ、鈴仙」
星は鈴仙に対して反論する。
しかしそれは運の悪さに腹を立ててというよりは、友達との会話の応酬を純粋に愉しんでいるだけらしい。
腕を組んでうんうんと頷いてはいるが、肝心の星の顔は怒っても悔しがっても居ない。
純粋に過去の恥ずかしい失敗話を、友人に暴露しているだけの様子だった。星はこう語り始める。
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0ch BBS 2007-01-24