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【天ぷら】鈴仙奮闘記26【大好きです。】


[194]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/12(木) 23:44:57 ID:MoXMpA7+
鈴仙「(……ところで、結局あの緑髪の女の人って何だったんだろ)」

星との楽しい雑談が一段落した時、鈴仙はふと最初に抱いた疑問が浮かんで来た。
鈴仙が星を訪れる前、何やら話をしていた緑髪の足の無い女性。
あの女性は一体、星とどのようなつながりがあるのだろうか。

鈴仙「(……さっきは隠してる様子だったけど。
星は嘘とか隠し事が苦手だから。 何か話をしてくれるかも……)――ねえ、星」

星「はい? どうしたんです、鈴仙。 そんな改まった声で」

鈴仙「う、うそっ。 私の声、改まってた?」

星「ええ。 これでも私、信者の方と色々話をしたり講釈したりしますから。
困ってる人とか、悩んでる人の声だって、一発で分かっちゃうんですよ?」

そう胸を張る長身の少女は、しかしどうやら自分自身の事には無頓着らしい。
鈴仙にしてみると、星の声も相当迷っているように聞こえた。
だから、鈴仙は帰り際に一言、これだけ聞いてみる事にした。

鈴仙「ねえ、星。 ―――さっきの女の人って……結局、何?」

星「え、ええっ……!?」

星はあからさまに困惑していた。もはや嘘を隠す気すらないらしい。
敢えて背中を見せて立ち去るふりをして見せる鈴仙を前に、
星は話すべきか、隠すべきかを必死に悩んでいるように見える。


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0ch BBS 2007-01-24