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【天ぷら】鈴仙奮闘記26【大好きです。】
[224]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/02/14(土) 00:54:38 ID:???
A:星の自分よりも大きな身体を、やさしく抱きしめた。
鈴仙はこういう時、どういう表情をすれば良いか分からなかった。
不安げな星の表情が、かつての妖夢と重なる。
自分はまた、大事な友人を失ってしまうのではないか。道を違えてしまうのではないか。
後悔すべき事では無い、過去に引きずられてはいけない。頭ではそう理解していても、心が恐怖で動かない。
しかしそれでも、数々の出会いと別れから成長した鈴仙は、必死に心を奮い立たせ、一歩を踏み出す事ができた。
鈴仙「――んっ……!」
スッ……ガバッ。
星「ふ、ふへぇっ? れ、鈴仙?」
――具体的には、鈴仙は気の利いた言葉をかける事もせず、文字通り一歩を踏み出して。
そのまま、星のすらりとした身体に飛び込んで行った。
星「ちょ、ちょっと鈴仙! 何してるんですか! やめてくださいよ!?」
短く綺麗に整えられた、金と黒のメッシュがされたショートヘアにスレンダーな長身。
遠目から見ると美青年とも勘違いされる星は、
そんな鈴仙の抱擁に、やはり少女っぽく顔を真っ赤にして目を回して緊張を隠さない。
鈴仙「星。 大丈夫。 私なんかよりもしっかり考えている星なら、きっと大丈夫だから……!」
そんな星に対して熱っぽく抱き着く鈴仙は、丁度星の首筋位の背丈しか無く、
傍から見ると星の彼女のように見えなくも無い。
……当の本人としては、上手く表せない感情を全力で表現しているだけなのだが。
鈴仙「私だって……これから先、自分がどうなるかなんてわからない。
正直言って、私は幻想郷がどうとか、仲間がどうとかすら考えられてないと思う。
自分の事で、ホントに精いっぱいなんだ」
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0ch BBS 2007-01-24