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【天ぷら】鈴仙奮闘記26【大好きです。】


[225]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/14(土) 00:55:55 ID:???
星の温もりが伝わって来る。鈴仙は今なら、自分の想いを少しでも話せるような気がした。

鈴仙「……だけど、星は凄いと思う。
だって、星は自分の事だけじゃなくって、幻想郷の事とか、仲間と戦う事とか。他がきちんと見えてる」

星「私は何も見えてないですよ……。 宝塔も良く落としますし」

鈴仙「そんな事……宝塔は、そうかもしれないけど。
それでも、星は仲間の為に凄いFWになれたじゃない。萃香さんからゴール、割ったんでしょ?」

星「あれは……皆の協力のお蔭です。私が凄いんじゃありません。私はただの力の弱い妖怪。
それを、毘沙門天様が私を見出して下さり、聖や命蓮寺の皆が、私を慕ってくれた。
――鈴仙だってそうですよ? もしもあのヒューガーとの一件の際、鈴仙が居なかったら。
私は今でもきっと、『急にボールが来たので……』とか言って、仲間を守れなかったと思います。
私は皆のお蔭でここまで来れた。だから、私は皆の力になりたい。 それだけです」

星は少しずつ緊張がほぐれたのか、鈴仙の頭を優しく撫でてくれた。
鈴仙は一瞬、このひとは自分の実の姉では無いかと勘違いしそうになった。

鈴仙「……なんだか、私の方が慰められてるみたいになっちゃったけど。
でも、星はもう、答えを決めてるみたいね」

星「……え? そ、そんな事ないですよ?」

暫くの抱擁の後、鈴仙と星は違いに再び近くで向き合う。恥ずかしさはもう無く、代わりに鈴仙は安心感を覚えた。

鈴仙「さっきから言ってたじゃない。 私は皆の力になりたい、って……。
――それが星の望む道だったら、それが一番出来る道を選ぶしかないんじゃあないの?」


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0ch BBS 2007-01-24