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【天ぷら】鈴仙奮闘記26【大好きです。】


[231]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/14(土) 01:50:56 ID:???
――それは、第三者のパスカルからしてみれば、これ以上無い親愛の証らしい。
夕食の席、 てっちり をつまみながら、パスカルは鈴仙とてゐにこう語った。

パスカル「そもそも、仲が悪ければあんな『インビジブルデューパー』みたいな凄い合体シュート、
出来る筈も無いんだが……それを度外視しても、だ。
てゐと居る時のレイセンが、一番緊張していないな……と思ってな」

鈴仙「……べつに、パスカル君と話してる時だって、緊張してないわよ。
佳歩とかつかさみたいな部下のウサギとだって、妖夢とか星みたいな友達とだって……」

パスカル「そうかな?」

パスカルは何故か上機嫌だった。

パスカル「最初からずっと思っていたが、レイセンは幻想郷の人妖として、かなり特殊だよ。
相手の顔色をしっかり窺って、時には遜り、時には強気に出たりする事が多く、自分の都合で時々の性格を変えている。
なんというか、俺達の世界の人間とそう変わらない感じだ。
……暢気さと世間ズレしてる所は、ちょっと違ってるけどな」

鈴仙に聞かれないよう、パスカルは最後の一行を小声で早口で述べた。
暢気な鈴仙相手にはそれで充分だった。 鈴仙は特に気を害した風も無く、

鈴仙「……その話、他の人にもされたわよ。 ……誰にされたかは、ちょっと覚えていないけど。
――で、それとてゐとがどんな関係があるって?」

パスカル「いや。そんな中で、レイセンは無意識に他者に気を遣っているというか。
言っちゃ悪いが、ちょっと遠慮してるフシがあると思ってね。
俺の知り合いにも居たな、アイツは確か今ブラジルのサンパウロだったか……」

パスカルは鈴仙に話しながら、過去を振り返っている様子だった。
てゐは鈴仙の隣で、少し恥ずかしげにもじもじしているような気がしたが、
良く見ると輝夜おさがりの「すまほ」なる端末が示す株価の上下を気にしているだけだった。


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0ch BBS 2007-01-24