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【天ぷら】鈴仙奮闘記26【大好きです。】


[233]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/14(土) 01:53:41 ID:???

〜食事後・てゐの私室〜

てゐ「……(鈴仙。 鈴仙かぁ。 昔は、私もアイツの事嫌いだったけどなぁ)」

――しかし、てゐは普段の飄々とした仮面の中で、
鈴仙に対して並々ならぬ感情を抱いていたのは言うまでも無い。

てゐ「(ここに来た当初はヒドいモンだった。無能なクセにプライドは一人前。
地上人への差別根性は丸出しで、だけど自分が特別強いワケでも無い。
だけど、鈴仙もここ暫くで、めちゃめちゃ変わったよなぁ……特に、中山さんが来てからは)」

パスカルの言葉に機に考えてみると、最初はいけ好かない奴と思っていた鈴仙が、
何時の間にか自分の中で大きな存在になっていった事実に気付く。
一緒にサッカーをしたり、遊んだり、宴会でバカをやったり、
そして……努力に裏打ちされたテクニックに溢れる、まさしく下剋上のコンビシュート
――『インビジブルデューパー』を完成させたり。
そんな中でてゐは、変わりゆき成長する鈴仙をいつも間近で見て来た。

てゐ「――鈴仙が頑張ったら、次は私が変わる番……なのかねぇ、やっぱり」

試合中何度も無意識的に感じていた、そんな感覚。
このままでは、自分がかつての鈴仙のように、年増の大妖怪としてのプライドに縋るだけの、
案外大したことない存在になってしまうのではないか。


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0ch BBS 2007-01-24