【天ぷら】鈴仙奮闘記26【大好きです。】

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[309]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ ：2015/02/15(日) 17:01:44 ID:???
Ｆ：草サッカーの申し込みに行く。

鈴仙「……まぁ、とりあえずはこっちに行ってみようかしら」

鈴仙は草サッカーのメンバー募集の新聞記事を思い出し、
人里の指定された住所――とある一軒家に向かう事にした。
家主は恰幅の良い子ども好きそうな中年の男性であり、
鈴仙はこの男性が人里ＦＣのキャプテン――里人①である事を思い出した。

里人①「……ああ、貴女は。　どうも、慧音さんや妹紅さんがお世話になっています」

里人①は鈴仙が新聞記事を見てやって来たと知ると、恭しく腰を折り、その人里の家にしては広めな家内の客間に通された。
幻想郷でも人里では珍しい西洋式のチェアに座っていると、着物を着た上品そうな中年の女性――
恐らくは里人①の妻だろう――が、客人の鈴仙に緑茶を持って来てくれた。

里人①「まさか永遠亭から助っ人を出してくれるとは。ありがたい限りです」

試合中の印象とは違う、丁寧で落ち着いた物腰で里人①は礼を言う。
鈴仙もそんな里人①に合わせて社交辞令を二言三言述べると、話はすぐに本題に入った。

里人①「さて。　それでは――永遠亭からは、どの子を助っ人に出してくれる予定で？」

鈴仙「あっ、はい。　えっと……」

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