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【天ぷら】鈴仙奮闘記26【大好きです。】


[345]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/15(日) 23:08:28 ID:0YdWpw1M
鈴仙「な、成程……さすが師匠です。 その発想は、思いつきませんでした」

永琳「あなたの頭が堅いだけよ。 貴女は妖怪ウサギ達のリーダーでしょう? 出来る上司は、部下を使うものよ。
そしてそれは、一人でなんでもやるよりも意外と難しい。
自分だけじゃなく、部下の能力の限界と適性をしっかりと見極める必要があるからね。
普段の仕事からしてもそうよ。貴女はいつも一人で何でもやってしまいがちだけど……」

鈴仙「は、はい……(――あ、あれ? これってひょっとしてお説教……?)」

永琳がこちらを向いてくれるのは嬉しいが、今度は話が別な方向に脱線しそうな気がした。
これはひょっとして、最近ルナティックスにかまけすぎて、
妖怪ウサギの全体の面倒をあまり見切れていない自分へのお叱りの言葉なのだろうか。

鈴仙「す、すみません頑張りますっ!? で、では私早速仕事を依頼してきますっ!?」

永琳「あっ、待ちなさいウドンゲ」

タタタ……ぴしゃっ。

そう感づいた鈴仙は颯爽と言い訳を付けて、永琳の自室から逃走する事にした。
鈴仙の逃げ癖は治っているようで、中々根が深い問題なのかもしれない。
一方、取り残された永琳は特段鈴仙の振る舞いに怒っている訳では無かったが――。

永琳「……しまったわね。肝心な事を言いそびれてしまったわ」

永琳は少しだけ後悔した風に、苦々しげな表情をしながら鈴仙が駆けて行った襖を見やる。

永琳「――守矢の神々はあれでいて狡猾。 見え見えのホームタウンディシジョンを仕掛けて来るのにも、
きっと単に試合のアドバンテージを取る以上の策略か、バレても大丈夫なよう保険を掛けている筈なんだけど……」

……まあ、それはこちらが知った事では無いかしら、と考えを改めて、永琳は実験を再開するのだった。


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0ch BBS 2007-01-24