※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【天ぷら】鈴仙奮闘記26【大好きです。】


[434]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/18(水) 23:09:04 ID:JbydziAo
そうぼやきながら、ひょっとしたら最後にまともな情報か、
せめてこの状況を引き起こした原因にでも言及があるのではないか。
そんな期待を籠めて、鈴仙は記事を読み進めると……幸いながら、これ以降の記述は比較的まともだった。
どうやら最初は、どうしても紙面が埋まらなかったはたてが苦し紛れで書いたものだったらしい。
記事の続きは、こうなっていた。

***

「あのね新聞のお姉さん二号さん。幾ら紙面に余裕が無いからといって、そういうふざけたウソは書かない方が良いよ」
案内人を務める、地霊殿勤務の死体焼却人の女性は私にこう言った。
素人ごときが、ふざけるな。私はそう言いかえしてやりたくなった。

新聞とは高尚なる文化の担い手である。しかしひとたび紙面が足りなくなれば、
我々記者はただちにその信頼を失い、乞食となってしまうだろう。
言わば紙面稼ぎとは、我々にとってはその尊厳を欠けた崇高たる戦いなのである。

「スーパーアルティメットビームとか書いてる時点で、尊厳もクソもないと思うけどね」
三つ編みの女性はそうケタケタ笑った。私は彼女にこれ以上何かものを言うのはやめた。
「ね、ね。二号さん。ベーシックインカムについてどう思う?」
私は彼女を無視する事にした。私はこいつの愛人では無いと思った。

(中略)

……やがて私達は、そこで見かけた謎の機械の正体について分析を始めた。……

***

鈴仙「……とはいえ、比較的まともなだけで、これも酷い創作ねぇ。全く探検の事書いてないじゃん、ここら辺」

鈴仙はテレビに突っ込みを入れる主婦のように、小学生の作文から偏屈記者の私小説と化した記事のひどさを批評した。
そして結局見てみると、鈴仙が知りたかった情報は最後の三〜四行でコンパクトに纏まっているようだった。
記事の最後はこう結ばれていた。


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24