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【天ぷら】鈴仙奮闘記26【大好きです。】


[456]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/19(木) 23:08:02 ID:???
カラカラカラカラ……と小気味良い下駄の音を響かせながら、
片手に旧時代的な唐傘を持った、赤と青のオッドアイの少女がサッカーコートに乱入してくる。
背丈は佳歩やウサギB、人里の子ども達よりも一回り高く、丁度つかさと同じ位だったが、
しかしその挙動の全てがあぶなかっしい為、この場に居る誰よりも幼く見える。

子どもG「――あっ! 小傘ねーちゃんだ!」

子どもD「ねーちゃーん! 試合開始は一時間後だぞー! あせんなって!」

里人@「ああ。そう言えば彼女も助っ人として呼んでいたような……。どうにも、人が集まらなくって」

鈴仙「あの子、色んなトコで見る気がしますね。前も確か、命蓮寺のチームにしれっと入っていたような……」

小傘「お〜〜い! このわちきが来たからにはもう百人力だよ〜!!
なんせあれから私は訓練に訓練を重ね! なんと才レベル上昇に加え、全能力が2ポイントも上がったんだからね〜!」

どうやら残念な事に、全てにおいて頼りない雰囲気マックスの小傘こそが、
人里子どもチームの、佳歩達以外の最後の助っ人であるようだった。
小傘は子ども達の注目を集めようと、必死に手をブンブン振りながら、自分も役立つ選手アピールをしていたが。

ウサギB「えーっと。という事は計算すると……(カタカタ)……――あ、私と総合力で1しか違いませんね。
当時恐らく互角だった佳歩ちゃんと比べたら……今や総合力で約3回りくらい下ですけど」

小傘「う、ウソッ!? ……で、でも私にはこれまでのベビーシッター業で鍛えた子ども達との信頼が……!?」

子どもG「ちぇー、なーんだ。 案外大したことないじゃん、小傘姉ちゃん」

小傘「ぎゃ、ぎゃふんっ!?」

能力値的にも信頼度的にも、自分が案外大したこと無かったという残酷な事実を聞かされて、
哀れにも小傘は泡を吹きながら、その場にバタリとぶっ倒れてしまった。


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