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【天ぷら】鈴仙奮闘記26【大好きです。】
[54]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/02/08(日) 19:54:19 ID:c+Lh/gaY
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〜人里〜
秋風の涼しさの中、鈴仙と藍は、人里に走る細長い運河の土手を歩いていた。
道すがらには忙しなく人間や獣人、果ては妖怪とも思しき少女や妖精の姿も見える。
決して混み合う程では無いが、しかし寂れた様子も無い、いつも通りの人里の光景だった。
藍「ここは『柳の運河』とも呼ばれていてね。
ご覧、この並んで植わっている柳が風に揺れていて、夏でも随分と涼やかで良い通りなんだ。
――もっとも、夜はろくろ首が出るとかで、別の意味でも涼しい所だけどね」
鈴仙「その位知っていますよ。 私達だって、外界との接触を始めてからもう何年にもなります。
特に私達、永遠亭の妖怪ウサギは人里とも懇意にさせて頂いてるんですから……」
藍「――む。 それもそうか。 ……だったら、この一角にある豆腐屋は知っているか?
最近、粋の良いバイトが入ったとかで、油揚げの味も格段に良くなった」
鈴仙「えっ、それは知らない。 今度、姫様へのお土産に買って来てあげようかしら」
藍と鈴仙が歩き始めて暫くになるが、藍はこうして人里の名所や名店を歩き回って、
こうして鈴仙に場所の紹介や説明しかしていない。
これではまるで、藍が鈴仙を連れて観光デートをしているみたいではないか。
鈴仙「――あの。 ところで藍さん。 ――話したい事って……?」
藍「ああ……。 もうちょっと待って欲しい。 待ってほしいんだが……そうだな」
試合での疲労も相まって、鈴仙はさっさと藍の話したい事を聞きたかった。
そして、藍から初めてまともな投げかけがあったのが今この時だった。
藍はお勧めの豆腐屋の主人から油揚げ
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個を買い付けながら、
まず、鈴仙に対してこう質問をした。
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0ch BBS 2007-01-24