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【天ぷら】鈴仙奮闘記26【大好きです。】


[55]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/08(日) 19:55:19 ID:c+Lh/gaY
藍「――では、まず一つだけ。 ……君は、今の幻想郷をどう思っている?
妖と人とが共存し、各地にはありのままの自然が残り、神々が集い憩う理想郷と思うかい?
それとも、妖怪は人間を飼い殺しにし、文明の恩恵は不当に剥奪され、弱者の努力は封殺されるディストピアと思うかい?

――いや、もちろん完全なユートピアなど、物語の中でしか存在しえない。そうした意味では前者はあり得ないか。
……だが、今の幻想郷が君にとって住みよい場所か。それとも、君にとって住みづらい場所か。
そういう観点ならば、ある程度ハッキリと明確に応えられるのではないかな?

私が話をする為には、もう少しだけ時間が掛かる。
だが、その話をする前提として、まずは――鈴仙。君の今の考えを教えて欲しい。
何、ここでどんな回答をしたところで、私は意地悪もしなければ、特段の便宜を図る事も無いよ。
あくまでアンケートだ。 そのつもりで答えて欲しい」

『今の幻想郷をどう思うか。良い場所と思うか、良くない場所と思うか』
藍は長々と語ったが、聞きたい事の要点は一行で纏められた。

鈴仙「(私は……どう、思っているのかしら。 今の幻想郷を)」

藍が聞いて来た事は、鈴仙にとって盲点だった。
これまで鈴仙は、『ハイパーカンピオーネ』だの『プロジェクト・カウンターハクレイ』だの、
幻想郷の今後を揺るがす計画についての話を散々……とまでは行かないが何度も聞いて来た。
しかし、結局自分は、幻想郷の今後について。今の幻想郷について、どう考えているのだろうか。

鈴仙「(私はかつて日向に、幻想郷は、生まれつき力の強い妖怪や才能のある人間が得をする…と語った事がある。
それは真実かもしれない。 でも、その時の質問と今の問いかけとはまったく別。
あの時は幻想郷での努力という概念に関する質問だったが、今回はそれも含めた、もっとスケールの大きい話。
だから、改めて考え直す必要はあると思うけれど――)」


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