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【天ぷら】鈴仙奮闘記26【大好きです。】
[759]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/02/28(土) 20:11:40 ID:???
実況「試合終了! 決勝トーナメントの第一回戦は、聖徳ホウリューズが1−0で妖精大連合を下しました!
これまで妖精達の根性と、来生選手とヘルナンデス選手のスーパープレイで快進撃を続けたこのチームも、
やはり豊聡耳神子選手を中心とした、完璧な組織力には敵いませんでした!」
ワアアアアアアアアアアアアッ……パチパチパチパチ……。
実況が普段通りのハイテンションで、試合の総括を行っている。確かにその内容には誤りは無い。
来生の退場というアクシデントは確かに痛手だったが、彼女達の敗因の多くは、基礎的な総合力の不足による所が大きい。
そのため、1−0で聖徳ホウリューズが勝ったという結果も、一見そこまで特筆すべき事では無いように思えるが。
しかし、この場には圧倒的な違和感があると鈴仙は思った。
鈴仙「(――確かに、試合結果そのものはそこまで面白くは無かったかもしれない。
だけど……来生君がDFを吹っ飛ばして退場になったり、最後に神子がフリーキックが決勝点を挙げたり、
そこそこ目立つシーンや面白いシーン。腹立たしいシーンもあった筈なのに。……なのに)」
鈴仙はふと観客席から立ち上がり、ルナティックスメンバーを離れた周囲の人妖の様子を観察する。
思い思いに試合の感想を模範的に語る彼ら彼女らは、至極正常だった。
――つまり、感情の激しいうねりが生じる筈のこのサッカースタジアムにおいて、彼ら彼女らは全て「異常」だった。
鈴仙の周囲の人妖の多くは、感情が無いのに感情がある振りをしている哲学的ゾンビの如く、
思い思いに、それぞれの波長を全く動かさずに行動していた。
輝夜「――感情を操られているわね、こいつら。
自分達のアヤシイプレーを印象に残らなくするために、感情を亡くすよう、仕向けられているんだわ」
輝夜は観客席の反対側を見ながら、直球にそう言った。鈴仙は輝夜の視線を追いかけた。
サッ、サッ……!
こころ「――私って、なんでこんなことしてるんだっけー」
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0ch BBS 2007-01-24