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【天ぷら】鈴仙奮闘記26【大好きです。】


[840]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 22:45:37 ID:???
神奈子の親馬鹿(親では無いが)に対し、早苗は辟易したようににじり寄る。

神奈子「大丈夫さ、早苗。お前は強い子だからね。
きっと、今日の試合では奇跡を起こしてくれると信じているよ(審判には結構積んだからね)」

早苗「は、はい……」

神奈子「……大丈夫。お前は私達の言う通りにしていれば良いんだよ。
――今まで私達が早苗に対して、何か間違った事を言ったかい?」

早苗「……ありません」

神奈子「うんうん。そりゃあそうだ。なんせ早苗は、私達の自慢の風祝だからね!」

ピエール「……まぁまぁ、カナコさん。
サナエはどうやら緊張しているようだ、あまりそうやってプレッシャーを掛けるのも良くないぞ」

早苗「……いえ。ピエール君、大丈夫。そんな事ないです。
――ええ! 勿論です! 私達は守矢の信仰回復の為、更なる躍進が必要!
この大会で優勝する事で、私達が他より優れている事をアピールしなくちゃなんですから!!」

諏訪子「……早苗。無理してるよね」

早苗「無理してません! 緊張してません! 何言ってるんですか諏訪子様までっ!」

神奈子から与えられる重すぎる期待、諏訪子やピエールの痛々しい気遣いを知りながら、
早苗は無理して明るい声と表情を作った。そして「信仰の敵を打ち滅ぼす!」……と口では豪語する一方で。


早苗「(みじめ、みじめ、みじめ。 ――ああ、私ったら……ほんとうに、みじめ)」

この時の早苗の心情は、最高に惨めだった。


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