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【天ぷら】鈴仙奮闘記26【大好きです。】
[844]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/03/01(日) 22:50:47 ID:???
勿論、それを表情に出したりはしない。
早苗は何時でも明るくて、自信に溢れていて、時には信仰目当てに暴走してしまうような。
そんな神奈子達にとって理想の少女であり続けたいと思ったし、それが自分の存在価値であると信じて疑わなかった。
――そうして頑張り続けた早苗の心が折れたのは、昨日の夜の事だった。
夜中、厠に行こうと自室を出た早苗は見てしまったのだ。聞いてしまったのだ。
本殿にて密会を交わす神奈子と……幻想郷の管理者、八雲紫の式の姿を。
神奈子「――金なら幾らでも出す」
そして、神である神奈子が木端妖怪に過ぎぬ紫の式に対して土下座して、こう懇願しているのを。
神奈子「――お願いだ、貴女の力で私達の早苗をどうにか幻想郷代表……いや、それが無理なら。
それが無理ならば、内々裡に進んでいる計画・『リアル・幻想・セブン』の一員に!
どうにか、明日の結果が如何様であろうとも、ねじ込んではくれないだろうか……!」
藍「……金など受け取れません。それに、こんな事せずとも彼女はきっと活躍します。どうにか考え直して――」
神奈子「そんな事言わずに。早苗は私の、いや、私達の希望なんだ……ううっ……!」
神の威厳をかなぐり捨てて、畳に頭を擦り付けて泣きながら、藍にそう哀願する神奈子の姿は、
これまでくすんでいた早苗の自尊心を、決定的に打ち砕くに充分だった。
早苗「(お仕えすべき神にあのような失態を演じさせるなんて。私は、風祝失格です……)」
早苗は大会前の夜、一睡もできずに泣いていた。
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