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【天ぷら】鈴仙奮闘記26【大好きです。】


[845]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 22:57:20 ID:???
〜回想シーン終了〜

――しかし、早苗は悲しい事に強い少女だった。
とっくに自尊心なんて壊れているのに、彼女は今もなお、無理やりに普段の明るい東風谷早苗を演じていた。

早苗「(――だけど。これで倒れたら私は……本当に、神奈子様に見捨てられるかもしれない。
それだけは絶対に許されない事なんだ。そう、これは神が私に与えたもうし試練………!!)
――さあさ、皆! 行きましょう! 神の名の下に勝利するのです! イア! モリヤ!」

目の下のクマを慣れない化粧でごまかして、
早苗は諏訪子やピエールの腕を引っ張り、元気にフィールドへと足を踏み入れる。
それは本人以外にとって痛々しい光景だったが、しかしそんな早苗を支えられる者は居ない。

早苗「イア! モリヤ! イア、イア……きゃっ!」

ズルッ!

ピエール「大丈夫かい?」

……スッ、ガシッ。

早苗「あ、ありがとう、ございます……」

ふらついた早苗はフィールドへと続く階段に足を踏み外し、頭から倒れそうになる。
幸い、ピエールが早苗の身体を抱き留めてくれた事により、早苗は助かった。
しかし、ピエールはこの時、どう見ても無理をしている早苗が居たたまれ無かった。

ピエール「……貴女の気持ちは分かる。その上で言わせてくれ。――決して、無理はするな。貴女には、貴女の生き方がある」


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0ch BBS 2007-01-24