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1- レス

【滅びの】俺inキャプ森8【バーストマグナム】


[257]森末(仮):2015/02/14(土) 23:35:58 ID:???
マリオ=バティン。
彼はディアスと同様、スラム街で生まれ育った少年であった。
爆発的なキック力とディアスには流石に劣るものの持ち前のサッカーセンス。
何よりも幼い頃から共に過ごしてきたカージャレと繰り出されるコンビプレイは、
国内でもNo.1のストライカーとの評価を得られる程のものだった。
先にも持ちだしたように、一部からはディアスとも同等の実力があるのではないかと噂される程である。

そんな彼がディアスと決定的に違う事は、彼が人並み外れた『熱血漢』にして『正義漢』だったという事だろう。
究極的なまでに現実主義であるディアスとは対照的に、バティンは曲がった事を許せない男だった。
全日本の中で言うならば、松山や板野に近いタイプの男である。
だが、彼が生まれ育ったのは治安のいい日本ではなく、アルゼンチンの――しかもスラム街。
そこで彼がもめごと、争いごとというものに巻き込み、巻き込まれたのは必然だった。

曲がった事が許せない彼は、理不尽な暴力には時として暴力で抗い、
常に己が正しいと思う心で虐げられる者達を助けてきた。
それをそれと見過ごす、賢かったディアスとは正反対の対応をして。

バティンにとって幸運だったのは、持ち前の強靭なフィジカルのお陰で喧嘩でも正に無双の実力を見せていた事。
これにより、彼はこれまで多少の怪我こそあれど大けがをする事はなく、
サッカーをする事に不自由というものはなかった。

だが、例えバティンが無事だったからといっても――それ以外の者達が、被害を受けないという事にはならなかった。


0ch BBS 2007-01-24