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1- レス

【滅びの】俺inキャプ森8【バーストマグナム】


[394]森末(仮):2015/02/17(火) 00:53:18 ID:???
出来ていないが為に、ディアスに対し再び声をかけようとした彼は……しかし、何も言えなかった。
あれ程の実力を見せ、自身を圧倒し、一対一では到底敵わないと思えたディアスが、
既に心身ともに疲弊し、息も絶え絶えで……ただ自分を睨みつける事しか出来なかったからである。

ディアス「なんだ? 何も、ゴホッ……言わないのか……?」
松山「……言葉が、見つからないんだ。 すまない」
ディアス「ハァ……ハァ……だったら、そんな面見せるんじゃ、ねぇってんだよ……ハァ……」
松山「……すまない」
ディアス「なら、俺から……一言だけ言わせてもらう……」

沈痛な面持ちで頭を垂れる松山に対し、不快そうにしながらも、ディアスは言葉を紡いだ。

ディアス「この屈辱は……絶対に忘れねぇ。 そして、俺は……必ず、お前らの前に戻ってきてやる。
     リベンジなんて生易しいもんじゃねぇ。 虐殺をしてやる。 完膚無き、までに……」
板野「…………」

弱弱しくも、しかしあくまで強く、ディアスはそれだけを言って踵を返しベンチに戻ろうとした。
だが、この時――ようやく松山は意を決すると、その背中に対して言葉を投げかける。

松山「今度も、汚い手を使ってか?」
ディアス「……さぁな。 勝つ為になら、やるかもしれねぇ。 そうでないなら、やらないかもしれねぇよ。
     実際今日も、もう少しでバレかねなかったからな」
松山「勝つ為になら……何をしても、いいと思っているのか? それで本当に、勝ったって言えるのか?」
ディアス「言えるんだよ。 そういうルールなんだよ、サッカーはな。
     勝利に本当の勝利も偽物の勝利も無い。 勝てば官軍、負ければ賊軍だ」
松山「そんな考え……! 俺は、絶対に認め……」
ディアス「認められる必要が、どこにあるんだ」
松山「なに?」


0ch BBS 2007-01-24