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1- レス

【滅びの】俺inキャプ森8【バーストマグナム】


[633]森末(仮):2015/02/22(日) 00:52:54 ID:???
そして、ディアスの考えがわからないのはイタリアの面々も同じである。
普通ならば絶対的なエースの突破が通じず、焦ってもう一度――という場面。
にも関わらず実際にはその真逆、すぐさま突撃をするどころか時間稼ぎをしているというのだから、
観客たちよりも彼らの方が驚きは大きかったと言えるだろう。
だが、それでもヘルナンデスは冷静にメンバー達に指示を飛ばした。

何が狙いかはわからないが、好きにやらせればいい。
こちらがリードをしている状況で時間を勝手に浪費してくれるのならば、それに越した事はない。

そう考えた上で、ヘルナンデスは全員に"奪いに行くな"と命令をしたのである。
これには全員が揃って聞いた。
ヘルナンデス以外のメンバーもディアスの狙いは皆目見当がつかず、ヘルナンデスの指示を聞くしかなかったとも言える。

ディアス「(そう、それでいいんだ。 奪いに来られたらどうしようかと思ったぜ)」
ヘルナンデス「(まさかこちらが緊張の糸を切らせるのを狙っている? 馬鹿な……そんな無様は俺達はしないぞ、ディアス)」

やがて5分、10分と時間が流れる中でも――ディアスは相変わらずリフティングを続けた。
イタリアは、それをただ見守っていた。
ディアスのリフティングショーは、それだけ長い時間続いたのである。

しかし、これはリフティングショーではない。サッカーの試合。
"観客たち"は、サッカーを見る為にこの会場まで足を運んだのだ。
そうなれば、どうなるか――。


0ch BBS 2007-01-24