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【滅びの】俺inキャプ森8【バーストマグナム】
[644]森末(仮):2015/02/22(日) 02:02:39 ID:???
ジェンティーレ「………………」
ヘルナンデス「ジェンティーレ!」
ジェンティーレ「ヘルナンデス……」
ヘルナンデス「……俺から言う事は、何も無い。 お前は傲慢だが、馬鹿ではない。 そうだろう?
ならば……俺から言う事は、何も無いんだ」
フィールドではジェンティーレがなんとも形容しがたい表情をしながら、ヘルナンデスの元に歩み寄っていた。
頭に血が上り作戦に背いたという罪悪感、ボールを奪った筈なのにディアスに引っかかり反則を受けた事に対する恥じらい、
何よりもPKを与えてしまったという事に責任を感じながらも――それを素直に謝れない、己のプライド。
それらを混ぜた表情は、形容しがたい――としか表現を出来なかった。
そして、それを受けながら……ヘルナンデスはあくまでもクールに言い放った。
優しい口調でもなければ、厳しい口調でもない。
少々短気なジェンティーレとはいえ、一度覚えた失敗を二度と繰り返すような者ではない事をヘルナンデスは理解していた。
よって、厳しく叱責をする必要は無い。
また、この程度で落ち込みプレイに精彩を欠く程――ジェンティーレは弱気ではない。
よって、優しく慰める必要もない。
ヘルナンデス「この後も頼むぞ、ジェンティーレ」
ジェンティーレ「……ああ! わかっている……わかっているさ!!」
だからヘルナンデスはジェンティーレに対し、今後も頼りにしていると言うだけでよかった。
プライドの高いジェンティーレならば、これだけでいい方向に発奮をする。
頭に血を上らせるのではなく、冷静に、かつ闘志を燃やしてプレイに勤しむ筈だと――。
形容しがたい表情から一変、ディアスに対し敵意をむき出しに――しかし必要以上に熱くならずに睨みつけるジェンティーレを見て、
ヘルナンデスはそう確信をしていた。
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0ch BBS 2007-01-24