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【滅びの】俺inキャプ森8【バーストマグナム】
[646]森末(仮):2015/02/22(日) 02:05:06 ID:???
ジェンティーレのようなタイプは、ディアスも良く知っている。
彼は天才であるが故に敵が多い。自分こそが才能を持つ者、自分はディアスに勝っていると思っている者。
そういった者達は往々にしてプライドが高く、そしてディアス自身の才能と実力を見せれば見せる程に、
苛立ちと焦りと怒りを燃やし自滅をするという事を、彼は知っていたのだ。
故に、ディアスは考えていた。ジェンティーレはここからはまともなプレイが出来ないだろうと。
既に自分に対して怒りを心頭させている彼は、プレイに集中出来ないだろうと。
ジェンティーレ「………………」
しかし、ディアスは知らなかった。
ジェンティーレは傲慢であり、プライドの高すぎる男である。
だが、馬鹿ではなかった。自身のプライドも大事だが、それ以上に大切な事を理解してもいる男であった。
ジェンティーレ「(恐らく、奴は俺が既に正気を失いかけていると思っているだろう。 ならば……)おい、お前たち」
ゴルバテ「えっ、なんだジェンティーレ?」
ジェンティーレ「後半、ディアスが突っ込んできた時だが……」
トリノ「(ジェンティーレが提案なんて珍しいな……)」
彼はベンチに引きあげながら、自分以外の――普段は役立たずと呼んでいるDF達に声をかける。
腸が煮えくり返りそうな程のディアスへの怒りを抑え、自分より地位の低い者達ともコミュニケーションを取るのは――。
全て、勝つ為。
彼はプライドがただ高すぎる男なのではない。
勝利する事を義務付けられた――誇り高き、アズーリなのだ。
ヘルナンデス「(やれやれ、普段からそれくらいDFとも仲良くしてくれたら俺も楽が出来るんだがな)」
なお、この様子を見ていたヘルナンデスは彼らに聞こえないようにため息を吐いていた。
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0ch BBS 2007-01-24