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【滅びの】俺inキャプ森8【バーストマグナム】
[675]森末(仮):2015/02/23(月) 23:41:20 ID:???
松山「(ディアス……)」
観客たちが罵声を浴びせる中で、本場のブーイングに日本メンバーが混乱する中、
松山だけはフィールドから姿を消そうとしていたディアスの背中をただ見つめ続けていた。
松山「………………」
ディアスは淡々と歩いていた。ブーイングを受けて驚くでもなく、悲しむでもなく、怒るでもなく。
ただただそれを受け入れて、しっかりとした足取りで歩いていた。
傲慢なのか、観客の声を気にしないタイプなのか、はたまた虚勢か。
ディアスの態度について松山は思案をしたが、やがて答えはそれらではないという事に気づいた。
松山「(勝てば官軍、負ければ賊軍……そういう事なんだな、ディアス。
本当にお前は、言い訳でもなんでもなく……そう思っているんだ)」
ディアス「………………」
昨日の試合終了後、板野と共にディアスと問答をした松山。
彼はその時ディアスが言っていた言葉を、ある程度は汚いプレイを正当化する為の言い訳なのかもしれないと考えていた。
だが、違う。この時のディアスの姿を見て――松山はあれこそがディアスの本心なのだとようやく理解をした。
『勝てば官軍、負ければ賊軍』――それがディアスの哲学である。
この時の彼も、ただそれを実行していただけに過ぎない。
自分は負けた。ジェンティーレに負けた。ならば何を言っても無駄であるし、退場する運命ならばこの後どうする事も出来ない。
よって彼は素直に受け入れただけだった。己の完全なる敗北を。
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0ch BBS 2007-01-24