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【滅びの】俺inキャプ森8【バーストマグナム】
[677]森末(仮):2015/02/23(月) 23:44:23 ID:???
世界デビューは失敗に終わった……だが、その先がまだ自分にはある。
すぐさま目標を切り替える事が出来るのは、彼の強靭なメンタリティ――リアリストとしての本質だろう。
ディアス「……はぁ」
イタリアへの復讐心を心に深く刻み込んだ後、ディアスはようやく大きなため息を吐いた。
ディアス「……すまんな、みんな。 ……俺のせいだ」
その気持ちにも一区切りがつけられた後、残った感情。
それは残ったチームメイトに対する、罪悪感。
チームを引っ張り、大会でも優勝を目指していた中で、
自身の失態のせいで2敗させてしまう――天才としては、あるまじき結果。
天才としての自覚が強い彼は誰のせいにするでもなく、自身のせいであると感じていた。
バティンがいなくともパスカルがいなくともガルバンがいなくとも、自分がいれば勝てると彼は本気で思っていた。
だというのに、その結果がこれである。面目が立たない、どころの話ではなかった。
故に、謝罪をする。誰も聞いていない、独り言での謝罪を。
ディアス「だけど俺は天才、ファン=ディアスだ……。
次こそは勝たせてやる……勝ってみせる。 そして、今度は奴らを地に叩き落としてやる!!
このまま、終わってたまるもんかよ……!!」
仲間の離脱、自身を止めてみせた実力者の出現、立て続けの敗戦。
それらを受けても、彼の心は折れない。
こうして終ぞ一勝ももぎ取れなかった世界最高峰の天才の世界デビューはフィールドではなく、
誰の目からも見つからない薄暗い控室の中でそっと幕を閉じたのだった。
※ディアスのイタリアへの感情が ディアス→(リベンジ)→イタリア になりました。
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0ch BBS 2007-01-24