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【歴史は】俺inキャプ森9【繰り返す】


[394]森末(仮):2015/03/11(水) 01:16:47 ID:???
こうして全日本メンバーが後半戦に向けて備えていた頃、イタリアもまたパウロ=カルシス監督の下、ミーティングを行っていた。
前半だけで2失点、攻撃はまるで成功せず、まるで反撃の糸口がつかめない。
この状況においてチームの士気が下がらない筈もなく、メンバーの顔色は浮かないが、
カルシスはあえてそれを指摘する事なくあくまでも戦術的な話だけを一同にした。

カルシス「後半からはフォーメーションを変更する。 4−4−2だ」
バンビーノ「4−4−2……DFを1人減らし、中盤の人数を増やすんですか?」
カルシス「既に2失点をしている以上、カウンター戦術は意味を為さない。
     よって、後半は前で止め刻んでいく事を主眼とする。 ストラット、ランピオン」
ストラット「はい」
ランピオン「はい」
カルシス「お前たちも中盤争いに加われ、あの20番を相手にハイボール争い――ボールを待っているだけでは無意味だ。
     焦る事なく、慎重に攻めていけ」
ランピオン「(……30分で最低でも2点を返す。 それ自体は可能な筈だ。
       だが、あの20番が体力切れを起こすのは……早くても15分、といった所だろう。
       それまで待つのは、得策ではない……か)わかりました」

カルシスの取った方策、それは20番――佐野との勝負を避けるというものだった。
ポストプレイに誇りを持つランピオンにとって、己の1番の武器を封印する作戦というのは受け入れがたいものだが、
それでも現状のままではその作戦を用いずとも自分はハイボールに触れられないまま試合を追える事となるだろう。
ならばチームの勝利をめざし、1番勝てる可能性が高い作戦を取るというのは当然の事だった。

カルシス「そしてヘルナンデス、ジェンティーレ。 ……もう失点は許されんぞ」
ヘルナンデス「わかっています(これ以上無様を晒す訳にはいかない。 勝利のためにも、誇りのためにも)」
ジェンティーレ「はい(俺がいる限り、もう二度と失点は許さん。 どんなシュートだろうと防いでみせる)」

そして、勝利の為にはこれ以上の失点が許されない事は周知の事実。
このチームの守備の柱である2人は監督直々に名指しで釘を刺された事で一層気を引き締め、
こうしてイタリアは後半戦に臨むのだった。


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0ch BBS 2007-01-24