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1- レス

【歴史は】俺inキャプ森9【繰り返す】


[711]森末(仮):2015/03/19(木) 02:52:16 ID:???
こうして板野達が別れていた頃、1人浮かない表情でとぼとぼとベンチに帰ろうとしていたのはストラットであった。
彼は今日の試合において、自身の力不足を誰よりも感じていた内の1人だったと言える。
失点をしたのはジェンティーレとヘルナンデスの不幸な負傷や不調などによるものだが、
無得点に終わってしまったのは明らかに自身の責任であると感じていたのだ。

バンビーノ「ストラット、すまん……もう少しお前に楽に打たせてやれていれば……」
ストラット「いや……(違うんだ、バンビーノ。 打てたとしても、ゴールを決められたかわからない。
      あの最後のマグノスゾーンシュート、あれはベストショットとは言えなかったかもしれないが……。
      それでも、いつも通りの威力は出せていたんだ。 それを、完璧にキャッチされたんだ……)」

無論、彼1人が責任を感じる必要などなく、
むしろ客観的に見れば中盤を支配出来なかったバンビーノの方がその責は重いと言えたかもしれない。
だが、ストラットが気にしていたのはただ点を取れなかった事だけではなく、
それ以上に自身の今の実力では若島津には敵わないという事実である。

イタリアのエースストライカーとして君臨をするストラットであるが、
この時点での彼は守備の柱であるジェンティーレとヘルナンデスに一歩及ばないレベルの選手だと周囲に認識されていた。
事実、練習などにおいてもストラットは彼らに幾度となくシュートを防がれ、ドリブルを止められてきたのだ。

世界的なストライカーとして現状でも十二分な実力を持っているストラット。
しかし、それでも彼はその程度では納得できない――。
今のままでは世界レベルではあるものの、世界屈指の実力者には敵わないという事をこの時ようやく心の底から理解したのである。

ストラット「(今のままでは駄目だ。
       マグノスゾーンシュートじゃない、もっと破壊力のあるシュートを身に着けなければ……。
       国内ですらジェンティーレやヘルナンデスに通用しないんだ。 世界で通用する筈もない!)」


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0ch BBS 2007-01-24