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1- レス

【歴史は】俺inキャプ森9【繰り返す】


[785]森末(仮):2015/03/24(火) 02:25:15 ID:???
>B.「おーい、そろそろ電話代わってくれないか? 俺も使いたいんだ」 電話口に聞こえるように叫ぶ
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板野「(うーんと、若林は電話を早く切りたいんだろうな。 でも切りたくてもそう言いだせる感じじゃないと。
    なら俺に出来る事は……あ、そうだ!)おーい、そろそろ電話代わってくれないか? 俺も使いたいんだ」

キャプテン候補としても争い、若林からは反目されている板野は、
しかしここで若林を陥れるような事を言わず――。
むしろその逆、束の間とはいえ家族からの皮肉めいた言葉から逃れる手助けをした。
これを受けて若林は一瞬目を見開き驚きながらも、それと同時にどこか安堵した様子を見せて口を開く。

若林「すまない兄さん、チームメイトが電話を使いたいみたいだから……ああ、うん、わかってる。
   それじゃあまた」

ガチャン

相手としてはまだまだ若林に追求をしたかったのかもしれないが、
実際に板野の電話を使わせてほしいという言葉は受話器を通じて若林の兄へと届いており、無理に引き延ばす事は出来ない。
勢いよく下ろしたい気持ちを堪えながら受話器を置いた若林はほっと溜息を吐くと、
先ほどに比べれば睨みつけるというような印象こそないがそれでも好意的には思えない視線を板野へと向け一歩その場を退く。

若林「終わったぞ、勝手に使え」
板野「いや、使う気は無いんだよ。 なんだか若林が早く切りたがってるように思えたから……迷惑だった?」
若林「……礼は言わんぞ」

板野が電話を使う意思が無い事を伝えると、若林は眉を顰めながらもぶっきらぼうにそれだけを言い、その場を立ち去ろうとする。
若林が素直に礼を言う事など考えてもいなかった板野はそれに対してショックを受けはしなかったものの、
それでも些かムッとするのは人として当然の感情だろう。


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0ch BBS 2007-01-24