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【歴史は】俺inキャプ森9【繰り返す】


[816]森末(仮):2015/03/26(木) 23:09:00 ID:???
プライドが高く、己の才能を信じ、そして無自覚に自身こそがこのチーム内で最も優れているという傲慢さを持っていた彼は、
しかし、この時板野に指摘を受けた事で自身の器について考え直させられていた。
実力云々ではない、度量の広さ。
今しがた己が忌み嫌っていた家族たちと違わぬ程に、嫌味で皮肉めいた言葉を投げかけた己について。
結果を大して残せていないにも関わらず、板野に――いちゃもんに近いものをつけた言動について。

やがてしばらく互いに沈黙し、静寂が流れた。
そして、時間が経つにつれ板野の頭は次第に怒りを覚えていたものから徐々に冷えていく。
板野は少し言い過ぎたかと熱くなりかけていた自身を恥じ、そのまま別れを告げようとしたが……。

若林「待て」
板野「えひゃいっ! な、何?」
若林「1つ聞かせろ。 お前がキャプテンを目指した理由はなんだ?
   話によれば、お前は今までキャプテン経験が無い筈だが」

そこに若林からの質問が飛び、板野は情けない声を出しながらも振り向いた。
板野の声にも若林はなんら反応せず、ただ板野の事を静かに見つめていた。

若林「先に言っておくと、俺がキャプテンをしようと思った理由はこの俺がこのチームで1番強い……はずだからだ。
   もっともすぐれた者がキャプテンに就く、当然の事だろう」
板野「(……はずかぁ。 やっぱり、多少なりと若島津に思う所があるのかな)」
若林「若島津の理由も似たようなものだろう。 松山は知らんがな。 それで、お前はどうなんだ」
板野「俺は……」


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