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【歴史は】俺inキャプ森9【繰り返す】
[863]森末(仮):2015/03/30(月) 01:24:46 ID:???
こうしてミューラーが元気にボールを割ってストレスを解消していた頃。
フィールドで練習をしていたシュナイダー達は、その練習の手を止め一旦ベンチに引き揚げようとしていた。
その際、シュナイダーはふと立ち止まると観客席を探し……やがて一点を見つめ、睨みつける。
シュナイダー「(そこで見ていろ、ワカシマヅ。 今日の試合、必ず俺達西ドイツは勝ってみせる。
だからお前たちはフランスを倒して決勝戦に必ず上がってこい!
そして決勝戦で、あのときのリベンジを果たし――俺達は優勝という栄誉を掴みとって見せる!)」
若島津「(……フン、あのギラギラした視線。 俺に対するものだな。
どうやらあの試合での言葉を奴も覚えているらしい……いいぞ、勝ちあがってこいシュナイダー。
俺も必ず今日の試合、明日の試合も出て――貴様たちを超える力があるという事を証明してみせる)」
睨みつけられた男――若島津健は、その視線の意図に気づくと自身もまた眼光鋭くシュナイダーを見つめ返した。
彼らにとって忘れられないのは、全日本Jrユースとハンブルグの試合である。
あの時、若島津は初めて世界の壁というものを知らされ、しかし、それと同時に強い向上心を抱く事となった。
その切欠こそが今、フィールドに立つ男、カール=ハインツ=シュナイダーであり。
今の自分ならばあの時のように無様に大量失点はしない筈だと、シュナイダーに対するリベンジを誓っていた。
シュナイダーにとっても、あの試合でハットトリックを達成出来たはいいものの、勝利する事は出来なかった。
その原因の1つとなったのが試合終了間際、自身の自慢であるファイヤーショットを空中戦でダイレクトに放ったそれを、
若島津が僅差で止め、ゴールを守り切ったというものがある。
あれよりシュナイダーは若島津に対して微かな期待と強いリベンジの思いを抱いており、その闘志は未だに消え失せていなかったのだ。
西ドイツの若き皇帝と東洋の守護神(候補)。
彼らは無言で互いの再戦を望み合い、そして今度こそは己が勝つ事を疑ってはいなかった。
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0ch BBS 2007-01-24