※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【復活の】鈴仙奮闘記27【N】
[127]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/03/08(日) 00:04:29 ID:???
ピエール「……だから。バックアップとしてのサナエも、重要になって来る、と言う訳ですね?」
神奈子「そうそう。だから早苗、さっきのリベンジだ。次は上手い事やるんだよ」
早苗「……はい、頑張ります!」
神奈子の言葉に続けて、ピエールが補足する。神奈子はポンと早苗の小さな肩に手を置いて、期待の意を伝えた。
早苗「(本当は、私なんかよりもピエール君の方が適任なのに……)」
そう言ってしまいたくなる気持ちを押えて、早苗は力強くそう頷いた。
心の中で、神々への更なる敬慕と使命感を背負いながら。
早苗「(神奈子様と諏訪子様はやっぱりお優しい。私のミスをあげつらわず、次へと期待をして下さる。
私だって神の端くれ。だったら、この期待には、絶対に応えなくては……!)」
神奈子「(そうだ早苗。お前は小さい時からいつも、私たちの事を誰よりも尊敬し、信仰してくれていた。
だからお前はきっと、様々な状況証拠があってなお、私達を疑ってすらいないんだろうね)」
諏訪子「(――そして、だからこそ。そんな私達から裏切られたと知ったら、あの子はどう思うかな。
嘆き悲しむか、怒り狂うか。それとも――私達の利に繋がる為ならばと、喜んで裏切られるのかな)」
信仰を尽くす神に蠢く俗世的な損得勘定や利害関係にも気づかず、
早苗は凛と背筋を伸ばし、五芒星を空になぞるように指を動かして祈り、白痴の如く奇跡を信じ続ける。
ピエール「(俺の家は金持ちだ。だが……金だけでは殉教者《マルティール》の、
純粋なる狂気を癒し、真なる道を諭す事は絶対にできない。そう言う事、なのか……?)」
そんな歪に美しい守矢の家族愛に、ピエールは疑問を頂きつつも、何もする事が出来ないでいた。
そして――。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24