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【復活の】鈴仙奮闘記27【N】


[127]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/08(日) 00:04:29 ID:???
ピエール「……だから。バックアップとしてのサナエも、重要になって来る、と言う訳ですね?」

神奈子「そうそう。だから早苗、さっきのリベンジだ。次は上手い事やるんだよ」

早苗「……はい、頑張ります!」

神奈子の言葉に続けて、ピエールが補足する。神奈子はポンと早苗の小さな肩に手を置いて、期待の意を伝えた。

早苗「(本当は、私なんかよりもピエール君の方が適任なのに……)」

そう言ってしまいたくなる気持ちを押えて、早苗は力強くそう頷いた。
心の中で、神々への更なる敬慕と使命感を背負いながら。

早苗「(神奈子様と諏訪子様はやっぱりお優しい。私のミスをあげつらわず、次へと期待をして下さる。
私だって神の端くれ。だったら、この期待には、絶対に応えなくては……!)」

神奈子「(そうだ早苗。お前は小さい時からいつも、私たちの事を誰よりも尊敬し、信仰してくれていた。
だからお前はきっと、様々な状況証拠があってなお、私達を疑ってすらいないんだろうね)」

諏訪子「(――そして、だからこそ。そんな私達から裏切られたと知ったら、あの子はどう思うかな。
嘆き悲しむか、怒り狂うか。それとも――私達の利に繋がる為ならばと、喜んで裏切られるのかな)」

信仰を尽くす神に蠢く俗世的な損得勘定や利害関係にも気づかず、
早苗は凛と背筋を伸ばし、五芒星を空になぞるように指を動かして祈り、白痴の如く奇跡を信じ続ける。

ピエール「(俺の家は金持ちだ。だが……金だけでは殉教者《マルティール》の、
純粋なる狂気を癒し、真なる道を諭す事は絶対にできない。そう言う事、なのか……?)」

そんな歪に美しい守矢の家族愛に、ピエールは疑問を頂きつつも、何もする事が出来ないでいた。
そして――。


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0ch BBS 2007-01-24