【復活の】鈴仙奮闘記27【Ｎ】

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【復活の】鈴仙奮闘記27【Ｎ】

[354]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ ：2015/03/13(金) 00:17:47 ID:ebv+c14Y
★鈴仙→高い競り合い　52 （スペードK ）（ 4 + 3 ）=59★
★ピエール→高い競り合い　53 （スペードJ ）（ 3 + 1 ）+（狂気の瞳-2）=55★
≧２→鈴仙が競り勝ち、得点チャンス！

鈴仙「でりゃぁぁぁ……！」

ググッ、グググッ……！

ピエール「（しまった。焦って早く飛び過ぎたか！　ポジショニング的に、こちらが不利だ……！）」

ボールを通して、鈴仙はピエールの大きな体躯をぐいぐいと守矢みらくるずのゴールへと押し込んでいく。
ピエールはこの時、鈴仙の実力を見誤ったか、それとも単純なミスか。
彼らしからぬ拙速なクリアに向かってしまったが故に、ポジショニングで負けてしまっていた。
そして――。

鈴仙「――それっ！」

グンッ、ポーンッ！

ピエール「しまった！」

実況「……鈴仙選手！　ここで素晴らしい気迫を魅せましたっ！！
体格とジャンプ力で負けているフランスの名手！　エル・シド・ピエール選手にテクニックで打ち克った！
巧みなポジショニングと押し引きでボールを前に動かし……最後には、ピエール選手を振りほどいて、
バイタルエリアへと見事着地して見せました～～～！！」

観客「ワアアアアアアアアアアアアア！！」「す、スゲー！」「俺新聞で見たぞ、あのピエールって奴、凄い選手なんだって！」
「じゃあ鈴仙もあのナリで、実は凄い選手なのか！？」「当たり前だろ、得点王ランキング２位だぞ！」

先程まで鈴仙の失態を笑っていた観客達は一斉に掌返し。鈴仙の巧みな技に対して称賛を向ける。
ピエールは幻想郷では比較的無名であるが、それでも風の噂や新聞、大会の予選リーグなどでその実力は知れ渡っていたため、
今回の鈴仙のプレーは公平に評価されたと言える。

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