【復活の】鈴仙奮闘記27【Ｎ】

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【復活の】鈴仙奮闘記27【Ｎ】

[37]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ ：2015/03/05(木) 00:15:27 ID:???
ヒュルルル……パシッ。

てゐ「よし。ボールを取った。取ったは良いが……」

――タッ。

ピエール「予想通りだったよ。横の揺さぶりに弱い俺達の弱点を突くため、
君たちがサイドにボールを集めて来るのは自明だ。
その上、君はあの⑨番（鈴仙）の最も警戒すべき必殺シュートの鍵を握っているからな。
――さあ。俺を突破したらあのシュートを撃てるだろうが。君はどうする？」

てゐ「一々説明口調で解説ありがとうね。言われなくても分かってるし、今考えてる所だよ！」

実況「あ～っと、ボールはてゐ選手に渡りましたが、そのパスは予測されていたのか、
既にてゐ選手の近くにはフランスのアーティスト！　ピエール選手が迫っていました！
ドリブル突破をするにも、パスで逃げるにも、ここはピエール選手との勝負は不可避でしょう！」

鈴仙「（――って感じだけど……どうする！？　てゐに突破を任せちゃってもいいモンかしら。
ここでピエール君をいなしてくれれば、シュート力５３の私から放たれる『インビジブルデューパー』が火を吹くけれど。
てゐは強くなったとはいえ未だドリブラーでは無くパサー。
ピエール君のタックルと勝負するのは、ほんのちょっとだけ不利かもしれない。

だから、『バックスピン兎玉』なり『エンシェントデューパー』なりで、私や妹紅に通して貰って、
『マインドエクスプロージョン』なり『ネオフジヤマヴォルケイノ』なりで、決めに行くのも悪い手では無い筈。
無論どっちも、『インビジブルデューパー』より威力に劣るけれど。

後ろの師匠にもっぺん渡す！　……は、敵を疲れさせる効果はありそうだけど、結局根本的な解決になってないしなぁ。
ここはどうしたら良いかしら……！？）」

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