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【復活の】鈴仙奮闘記27【N】


[488]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/16(月) 00:31:25 ID:???
観客「「「「……!?」」」」

鈴仙「……え、えっ?」

佳歩「な、なんですか~!? ……アイタタ」

輝夜「(やっぱり神じゃなくってサマエルじゃないの。ホント、セコい奴だわ)」

神奈子の声は突風のように強く広く観客席へと届いた。
大勢のギャラリーは神奈子から放たれる神徳とカリスマにより、一斉に静まり返った。
宗教の儀式かと見まごうまでに一体となった観客席に向かって、神奈子は言葉を続ける。

神奈子「――私は彼に見覚えがあったんだ」

怯えた様子の審判を振り返りながら、神奈子はこう切り出していく。

神奈子「そうして、前半終了時にたまたま彼に出身と所属を聞いてみた。
聞くところによると、妖怪の山から派遣された一般の鼻高天狗。
いわゆる内勤勤めの事務職員らしいが、知っての通り、
我々守矢神社と妖怪の山とは相互に発展すべく協力関係にある」

これは事実である。現に妖怪の山の天狗社会は守矢が提案する山間ロープウェー計画
――空を飛べない人間でも、守矢神社へと行けるようにする為の交通インフラ作り――
に渋々ながら賛成しているし、逆に守矢も妖怪の山に対し、幾許かの技術提供や地代を支払っている。
少なくとも、利害関係者である事は確かだ。

神奈子「……さて。ここで私は諸君に問いたい。
繊細で真面目で、気配りの出来る彼が、天狗社会と守矢神社との折り合いを重視しないと言い切れるか?
守矢の祟り神による報復を恐れ、我々への裁定を甘くしない可能性が無いと言い切れるか?」


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0ch BBS 2007-01-24