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【復活の】鈴仙奮闘記27【N】
[489]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/03/16(月) 00:32:34 ID:???
観客席がざわつくのを良い事に、神奈子は今度は謙虚な口調で頭を大きく下げる。
再び大きく頭を下げ、謝罪を行う神奈子。その姿は神と言うよりは、不祥事を起こした商会の長に近い。
神奈子「――これは、完全に私の……いや、私達の落ち度です。
個人的に見覚えがある事を知りながら、私達は彼の審判としての登用を、この前半の間だけとはいえ認めてしまった。
今から思い返すと、これは甘えであり、公正なサッカーを目指すべき我々にとって、あってはならない行為だったと反省しています」
鈴仙「(な、何なの……この人は! この人は一体――何をやりたいの!? ……人じゃなくて神だけど)」
鈴仙はこの異様な状況に着いて来れていなかった。
ただ数名、輝夜や永琳だけが神奈子が今やろうとしている行動の真意を知り、
苦々しげに悪態を吐いたり、困ったように腕を組んでいるだけだった。
神奈子「……だが。今からでもより公平なサッカーをするのに遅くはない。
だから、どうか、大会委員長殿。事務局どの。
今からでもそちらの指定する、より公平な審判に変えて頂きたい。
勿論、実は守矢の信徒だった……など、我々にとって都合のいい話があれば、早苗を通して伝える。
このハーフタイム内にでも、考えておいてはくれないか?」
最後に神奈子は、スタジアムに特設されたVIP席――大会を運営する、稗田を始めとする人里の名家の方を向き、
三度目の深々としたお辞儀をした。
早苗「あの、神奈子様……」
神奈子「――早苗。お前は私以上に守矢の信徒や利害関係にある人妖に詳しい筈だ。
毎日、しっかりと記録を付けてくれているからね。 ……だから、私の代わりに、行ってくれるかい?」
早苗「――は、はい! それは勿論です!(神奈子様はやはり凄い方です……!
まさか、自分から審判の不公平さを憂慮し、大会の運営に直訴するなんて……!)」
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0ch BBS 2007-01-24