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【復活の】鈴仙奮闘記27【N】
[490]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/03/16(月) 00:33:48 ID:???
やがて、VIP席の方から機械で増幅された音声で「審議を認めます。風祝をここへ」と聞こえて来る。
早苗は熱い使命感を持って、ロッカールームを経由して観客席の上部へと走って行った。
そして、神奈子がゆっくりと周囲に頭を下げながらロッカールームへと戻った所で――。
再び、観客席は元の活気を取り戻していく。
その中には、訳が分からないままであっても、神奈子の真摯な姿勢を評価する声もハッキリと聞こえていた。
鈴仙「あ、あの。師匠。――今のは一体何だったんですか……?」
口を開いても良さそうな雰囲気になったので、鈴仙は永琳にそれと無く聞いた。
永琳は意外にも、素直かつ分かり易く鈴仙に教えてくれた。
永琳「彼女の目的は敢えて分類すれば――三つね。
一つ、自身のやっている『ホームタウンディシジョン』が必要なくなったから、関係する審判を撤収させたかった。
二つ、それの撤収の手法を劇場化する事で、自身の公平さと誠実さをアピールする機会を設けたかった」
更に――三つ。彼女はどうせ撤収する位なら、何かしらの理由があって、時間と注意を稼ぎたかった。
……簡単に言えば、こんなところよ」
鈴仙「……う、う〜ん? 二つ目は何となく分かりますが、一つ目と三つ目が分かりません。
まず、どうして、『ホームタウンディシジョン』が必要なくなるんでしょうか。
別に害を与えないなら、後半もずっとこのままにして置いても良いのに。
それと、何かしらの理由って、一体何でしょうか。時間が掛かって、かつ注意をむけられたくない何かって……?」
永琳「……順序立てて考えれば分かるでしょうけど、私の推測ではこうね。
前提として、『ホームタウンディシジョン』はクリーンなイメージを穢す為使いたくは無かったが、
これまでは勝利の為にどうしても使わざるを得なかった。
そこで、今こうして茶番をする事で稼げるであろう時間を利用して、
『ホームタウンディシジョン』を使わなくても勝てるような、そんな裏技を行うことにした。
――こう考えれば、全て納得が行くのではなくて?」
永琳はそれ以上言う事は無いと、足早にフィールドからルナティックスの控室へと歩いて行った。
鈴仙も慌ててそれに続いたが、彼女の中にはどうしても一つ疑問が残る。
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0ch BBS 2007-01-24