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【復活の】鈴仙奮闘記27【N】


[571]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/18(水) 23:31:42 ID:zBzQ9TCU
B:「今日の試合後、一緒に練習しない?」練習に誘ってみる。

妹紅「うん、良いよ」

鈴仙「えっ、マジで?」

これまで多忙を理由に誘いを断られてきた鈴仙としては、
アッサリと快諾してくれる妹紅の態度に対し、半ば呆気なさすら感じてしまう。

妹紅「……さっき言ったじゃない。今度は、きちんと予定を開けておくって」

妹紅はそう言って手帳を赤のもんぺにしまう。
それから妹紅は壁に腰を付け、鈴仙の方を振り向いて悪戯っぽく、

妹紅「今日の夜からの仕事は……そうだね、風邪を引いて無理だった事にしようか」

鈴仙「……えっ? そ、そんな。仕事をサボってまで、練習に付き合わなくたっていいってば!」

妹紅「――本当に、別に良いんだよ。別に人命がどうとかの急ぎの案件じゃない。
明日の朝やっても良い事を、クライアントが焦って今日の夜に無理にねじ込んで来たんだから。
元々、一番の自衛手段は、優秀な護衛を雇う事じゃない。危険な妖怪が出ない時間――つまり夜を避ける事なんだし」

鈴仙「そ、それもごもっともだけど……」

決して仕事の出来る方では無い鈴仙だが、何となく約束事を反故にするのは気が引ける。
幾ら相手の依頼が無茶であっても、一回受けた以上は全うすべきとも鈴仙は思うが――。


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