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【復活の】鈴仙奮闘記27【N】


[651]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/23(月) 23:11:42 ID:???
C:「ば、バカバカっ! なんで今ごろひょっこり出て来るのよ、もう!」泣きながら怒ってみる。

鈴仙「――ば、バカバカっ! なんで今ごろひょっこり出て来るのよ、もう!」

鈴仙は、中山のそんな目が、そんな仕草が、そんな言葉が、そんな優しさが――
何となく、無性に腹だたしく思えてしまった。

ポカポカポカッ!

中山「あ、あいてて。何するんだ、鈴仙さん」

鈴仙「だって……酷いじゃない! こんな気取ったタイミングで、こんな気取った風に登場するなんて。
見てたんだったら、最初っから手伝ってくれればよかったのに、どうしてこんな……!」

中山「……そ、それは済まない。鈴仙さんなら、こうして守矢に助っ人さえ来なければ何とでもなると思っていたんだ」

鈴仙「何とかなる訳ないでしょお……!? 私がこれまで、一体どんだけ苦労したと思ってるのよ!」

これまでの試合でキャプテンの重責を担ってきた鈴仙は、
こうして今、中山と再開出来た事により、兎に角気持ちが高ぶっていた。
だからこそ、鈴仙は中山を穏やかに迎えたりとか、純粋に喜んだりとかでは無く――
これまでの感情を爆発させながら、中山に向かって泣きながら胸に拳を何度も当てた。

鈴仙「バカ! バカ! 中山さんのバカ! どうしてあんたはいつも、
こうしてデリカシーが無い癖して、いつもこうして的確な所を突いてくるのよ!」

――自分でも何を言っているのか分からないのは承知である。
しかしそれでも兎にも角にも、鈴仙は中山に対してこれまでの不安や怒り、悲しみをぶつけたくなったのだから仕方ない。
中山はそんな鈴仙に戸惑いを見せる事無く、ただ静かにその感情を受け止めている。
鈴仙は最初、中山のこんな余裕溢れる佇まいもまた腹立たしいと思って、
ますます中山にしがみつきたくなってしまっていた。


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0ch BBS 2007-01-24