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【復活の】鈴仙奮闘記27【N】


[760]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/28(土) 22:47:04 ID:DOwGidKY
E:「ウサギBちゃんです! ウサギBちゃんにパスを出してみましょう!」

鈴仙「(……てゐも佳歩も、当然師匠や中山さんも、みらくるず選手に強く警戒されているわね。
――当然っちゃあ当然だけど)」

鈴仙が軽く見回した限り、敵の包囲網は中々に分厚い。
どう選択するにしても、永琳の行動には何らかの邪魔が入るだろう。
そう決めつけていた鈴仙は最初気付かなかった。
守矢みらくるずとて、最善かつ盤石の布陣を築く事など不可能な事に。そして――。

鈴仙「(――ん。 ――い、いや! 待って待って!? あるじゃない、空いてるトコ……!!)」

ウサギB「(――明らかにマークを右よりに集中してますね、敵チーム。
どうせ私の所にボールなんて来る筈が無い。そう思ってるんでしょうか……)」

――左サイドに張り付くウサギBには、マークはおろか、全く何の警戒を割いていなかったという事に。

鈴仙「(……そ、そりゃそうよ! 何だかんだ言って敵の主要なMFはたった二人。
たった二人で、師匠も見ててゐも見て佳歩も見ておまけに中山さんを見て。
そんな事やっていたら、どこかに無理や破綻が生じるのも当たり前じゃない!!)
――師匠! ここはウサギBちゃんです! ウサギBちゃんにパスを出してみましょう!」

永琳「(……成程ね。良く状況を見てるじゃないの、ウドンゲ)……ええ、分かったわ!」

グワッ、バコオオオオッ!!

そう気づいた鈴仙は、慌てて永琳に対して指示を送る。
指示を受けた永琳も、鈴仙がこの答えに行きつく事を知っていたからか、
特に逡巡する事も無く、まっすぐにノーマークのウサギBへとボールを渡してくれた。
そしてそれは、鈴仙の予想通り守矢にとって急所だった。


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0ch BBS 2007-01-24