※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【復活の】鈴仙奮闘記27【N】
[806]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/03/31(火) 00:12:09 ID:???
***
苦しい状況を乗り越えてのゴールに湧く永遠亭ルナティックスサイドに対し、
圧倒的な優勢を得た筈なのに、その隙を掻い潜られ失点を許した守矢みらくるずサイドは、
少なからず動揺を覚えていた。
早苗「――申し訳ございません。私が至らぬばかりに……」
神奈子「……いや。今の失点は早苗だけの責任じゃない。むしろ、守り切れなかった私の方が悪い。
けど、よしんば誰かが全面的に悪かろうが、戦犯叩きはやる方が愉快なだけで何も生まない。
今は、如何にして同点に持ち込むか、だよ」
諏訪子「そうそう。神奈子はその辺上手く割り切り出来るよねー」
特に一番、この場で消沈していたのは早苗に見えた。
普段の自信溢れる不敵な笑みは鳴りを潜め、恐らく彼女の素であろう、
真面目で気弱な泣き顔を覗かせながら、ポツリポツリと言葉を漏らす。
神奈子と諏訪子はそれを気にするな、と笑ってくれたが、早苗は気が気では無かった。
早苗「……いいえ! やっぱり私が信仰を得るにあたって何の役にも立てていないのは事実ですっ!
ですから……作戦を立て直しましょう! PDCAサイクルを必死に回して、闇の中に信仰の明かりを灯すのです!」
早苗はきゅっと下唇を噛みながら、泣きべそ顔の眉を必死に逆方向にして、
握りこぶしでこれからの戦略を考えるよう、チームの全員に提案をした。
トップ下として、この試合のゲームメイクを任せられている早苗は、
いつまでも神奈子達任せでなく、自分で試合を組み立て役立ちたいと強く思っていた。
……無論、その奥にはライバルである霊夢や、
今日の試合、同じような立場ながら立派にチームを指揮している鈴仙への対抗心もあったのだが。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24