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【復活の】鈴仙奮闘記27【N】


[875]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/04/05(日) 21:42:43 ID:Xosw7ni6
1に1を足すと2になるという風に、中山は偽ザガロにドリブルの原理を説明すると、
キープしたボールをペナルティエリアの前方へと持っていく。
ここまで来れば、ゴール前のねじ込みに備えていた守矢みらくるずが急襲に来る可能性は無い。
守矢の攻撃は失敗に終わったのだ。

実況「す、凄いドリブルです、中山選手!! 先程も見せた『フローディアンフェイント』で、
偽ザガロ選手と偽レンセンブリンク選手の猛攻を完全に受け流してピンチを脱出!
一時はどうなるかと思ったルナティックスですが、中山選手の登場で、場は大きくルナティックスに傾いた〜!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「な、なんだスゲーぞーー!?」「アイツ、本当に人間かよ!」「俺も頑張れば、あんな風になれるのかなぁ……」
「中山! 中山!」「中山! 中山! 中山! 中山!」「がんばれー! 中山ーー! ルナティックスーー!!」

鈴仙「す、凄い歓声……! 出て来たばっかりなのに、いきなり師匠や私以上の人気なんじゃないの……!」

カウンターに備えて前線に立っていた鈴仙は、改めて中山の実力の高さと。
彼が、鈴仙だけでない周囲の人間に対して大きな影響を与える様子を、第三者として眺めていた。
幻想郷の観客は、中山が地味な好選手だった時代を知っている。
それが故に、始めからトップであり続けた永琳や霊夢などと違って、新鮮な感動を覚えているのかもしれない。
洗脳や工作による、その場限りの付け焼刃ではない。
中山政男という男の在り方は――真剣に行われるサッカーは――間違い無く、人々の魂に何か新しいメッセージを刻みつつあった。


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0ch BBS 2007-01-24