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【復活の】鈴仙奮闘記27【N】


[957]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/04/12(日) 01:01:32 ID:???
――伸ばして掴もうとしたが、シュートもまた地味ながら強烈。
若島津は後僅かの所でボールを掴みきれずに後方へと弾いてしまい――。

……ポムッ。コロコロコロ………。  ―――ピイイイイッ!

実況「あっと、これは……ボールはラインを割ってコーナーキックとなりました!!
若島津選手、体勢崩しを逆に活用する縦方向の三角飛びでボールに肉薄しましたが、
ここは佳歩選手もまた負けてはいなかった! ボールを完全に奪わせません!!」

若島津「(――フン、奪えなかったか。まあ良い、次の機会こそ必ず取る。俺の三角飛びで……)」

華扇(観客席)「(……前に飛び出す三角飛びで、得意の『浴びせ蹴り』をセービングにも応用する『迎撃の型』。
そして今の、体勢崩しを無効化するだけでなく、逆に利へと転ずる『反撃の型』。
――確かに一個一個の点は素晴らしいけれど、それを線で繋ぐという発想は……今の彼には、無いでしょうね。
若島津。今の貴方は、技に溺れ過ぎている)」


佳歩「……はぁ、はぁ。――す、すみません、皆さん……!」

鈴仙「良いのよ、佳歩(うーん。新技は想定外だったとしても、
元々体勢を崩した状態でのセービングに長ける若島津相手に、スルーはあまり良くなかったかしら……)」

若島津の新セービングは鮮烈だったが、佳歩も決して負けてはいなかった。
悔しそうに駆けよった佳歩の頬を撫でつけながら、鈴仙は一連のプレーを思い出す。
佳歩は自分の不甲斐なさを悔いているようだったが、
鈴仙としては、今のスルーは自身の作戦ミスだった気もしていたため、何となく罪悪感もある。


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0ch BBS 2007-01-24