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【実験室の】ライ滝第三十四話【フラスコ】


[299]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2015/04/26(日) 00:19:02 ID:???
D:俺もプロになりたいのに笑える訳がないな。


滝「プロサッカー選手になりたい、ね。確かに人によっちゃ笑いのネタにされるような話だな」

 そう言いながらも、滝の表情は真剣な物であった。
 滝自身は巧の話を笑う気が更々ないのは明白であろう。

滝「だが、俺もプロになりたいって本気で思ってる口だ。笑える訳がないな」

 忘れがちだが、この世界には現時点で日本にプロリーグは存在していない。
 プロリーグ立ち上げの話は現実味を帯びては来ているが、現時点でプロになりたいというのなら海外に出る以外に道はないのだ。
 それでも滝ははっきりとプロを目指すと言い切る。

巧「そっか。やっぱりお前もか……」

 滝の返答を予想していたのか巧はそう呟き、そして再び天井を見上げながら黙り込んだ。
 滝もまた巧にこれ以上の追及はせず、黙って隣に座り続ける。急かすよりも巧が考えを纏めるのを待った方が良いと思ったからだ。
 そうして二人とも黙ったまま数分が過ぎた所で、巧はぽつりと心中を吐露する。

巧「……お前はともかく、俺はなれんのかね。選手権でさえ満足に結果を残せなかったってのによ。
  それ以前に俺はワールドユースでちゃんとお前達の期待を裏切らずに戦えるのか?
  世界の滅亡なんてもんがかかってる以上やるしかないってのは分かってるが、正直言って不安になってる」

 昨年度のサッカー選手権、特に準決勝で顕著であったが巧は自分の実力に自信を持てずにいるようであった。
 と、いうよりも――


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