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【実験室の】ライ滝第三十四話【フラスコ】


[752]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2015/06/23(火) 22:59:19 ID:???

四回目の判定→ダイヤ6
→後半20分、デュークがPA内の鉄也へグラウンダーのパスを出した!


 その後、試合は両者共に譲らず一進一退の攻防が続いた。
 いい加減にパス回しのパターンにも慣れてきた立浪は要所要所で鉄之城のパスを遮断し始め、
鉄之城も甲児が積極的に高い位置での守備で立浪のドリブラー岡田を抑える事で主砲であるブローリンにボールを渡さない。

早田(ちっ、いくら岡田でも狙いを絞られちまえば流石に突破は厳しいか。
   かと言って俺がこいつのマークを易々と外すわけにも行かねえし、我慢の時間が続きやがるな……)

デューク「あー、足が痛いなー」←(わざと早田に聞かせている)

 何より両チームにとってのジョーカーであるデュークと早田が共にマークの為に半ば試合から消えていた事が泥試合に拍車をかけていた。
 そうこうしている間にも時間は過ぎて行き後半も20分が経過。

デューク「あー、足が痛んで歩くのも辛いなー」←(わざと早田に聞かせている)

早田「……るせえ! 軽い捻挫程度でネチネチ嫌味言ってじゃねえぞ!」

 後半マークされ始めてから散々足の事を聞かされ続けた早田が遂に激怒した所で試合は再び動き出す。

デューク(ククク、かかったね。
     気付いていないようだけど攻めたい衝動と僕のエンジェルウィスパーを恐れた君は今僕との間に若干の距離を置いてしまっている。
     そして、ある程度の距離さえ開けば僕は華麗な雄飛を見せる事が出来るんだよ!)

 そう、デュークがネチネチと早田を言葉攻めしていたのはただの嫌がらせ――も多分に含まれていたがそれだけが理由ではなかった。
 早田を怒らせ集中を乱させ、更に嫌味を忌諱して無意識にデュークから距離を置かせるように仕向けたのである。
 そして自分がプレイをするのに十分な距離が出来たと判断したデュークは早田には見えないように甲児に向かって小さくサインを送る。


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0ch BBS 2007-01-24