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【実験室の】ライ滝第三十四話【フラスコ】


[988]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2015/08/09(日) 00:11:38 ID:???

E:???「なんだ、足に困っているのか? 俺は黒井響一郎。なんならお前らをドライブに誘ってやる」 なんか変なのが出た!


???「なんだ、足に困っているのか?」

 さてどうやってフランスに行こうかと考えていた矢車達であったが、そこに突然背後から何者かが声をかけてきた。
 一同が声のした方を見ると、そこにはどこかの特命係で相棒をしていそうな風貌の男が立っていた。
 考えるまでもなくこの男が声の主らしい。

矢車「……何者だ」

 ショッカーのアジト内に姿を現した謎の男。
 当然矢車は最大限の警戒をもって男を見据えるが、当の男の方はそれを平然とした様子で受け流しつつ、自己紹介を始めた。

黒井「俺は黒井響一郎。ただの風来坊さ。ま、怪しいのは否定しないがね」

影山「で、その風来坊がいったい俺達に何の用だ?」

黒井「なに、俺はそこそこ優秀な足を持っているんでね。何ならお前達をドライブに誘ってやろうかと思って声をかけた。
   それだけだ」

 ここでいう足というのは言うまでもなく何らかの乗り物の事だろう。
 移動手段を持たない矢車達にとっては正に願ってもない話である……のだが。

松山(どう考えても胡散臭いよね義兄さん)

矢車(ああ……)

 問題はこの黒いという男がいっそ清々しいくらいに胡散臭いという事であった。
 果たしてこの男の提案に乗るべきか否か。少し考えた末に矢車は結論を出す。


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0ch BBS 2007-01-24