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鈴谷の夜のエンジンはヌメヌメした甲板ニーソ
[10]スズえもん ◆2pV1gRdG.o
:2015/04/05(日) 23:17:35 ID:???
鈴谷「なんというかさ、昔から何やってもダメなんだよね。
一つを除いて、鈴谷は何もできない奴なんだよ」
ダメ提督「その一つって…?あるだけマシだって俺なんて思うんだけど……」
鈴谷「………………戦うことだよ。強さだけなら、鈴谷は重巡とか戦艦とか関係なく、この鎮守府で最強だと思うよ」
艦種の域を超えた戦いの才能、艦娘としての強さを持つ鈴谷。
しかし、鈴谷はとある先輩のようにバトルマシーンとはなれなかった。
ほどほどにある優しさが彼女の心にはあり、それはずっと鈴谷の心を苛んでいた。
戦うことしか才能はない。
しかし、その戦いに心はすり減る。
未来から遣わされた艦娘に鈴谷が選ばれたのは、未来の提督の慈悲もあったのかもしれない。
ダメ提督「そ、そんなにか……長門よりも強いのはビックリだよ」
鈴谷「ま、そんなことしたって何にもならないし…鈴谷はやらないけどね。
とにかくさ、戦う以外鈴谷ってば役立たずなんだよ」
自嘲するように、鈴谷は言葉を続ける。
いつもの快活な彼女らしくなく、その表情は沈痛だった。
鈴谷「それでもさ、提督に色々してあげようって頑張ったんだけど…。
まあ、やっぱりダメなものはダメだったというか……」
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0ch BBS 2007-01-24