※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】


[185]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/04/25(土) 01:01:58 ID:???
しかし若島津は窮地にあって恐ろしい精神力・判断力の持ち主だった。
機械類の故障で停止した左半身を無理やり筋肉で持ち上げてシュートへの壁を作る。
既にシュートコースは把握しているため、ボールは間違いなくこの身体に当たるだろう。
そうすれば、少なくともこのシュートによるゴールは避けられるはずだ。
――鈴仙のシュートが、若島津の直前で更なる加速を遂げなかった場合は。

ギュンギュンギュン………ギュンッ!

若島津「!?」

そして、若島津にとって悪い推測が今回は当たった。
鈴仙のシュートは、地獄を行脚しての修行によってより鋭さを増していた。
ブラックホールのように光をも吸い込む速度のシュートは、若島津の機械の全身ごと平等に包み込んで――。

バゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!
  ―――バシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!
  ………ピィーーーーッ! ピィッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!!

若島津「グハァーーーーー!!」

若島津の全身は、壁としての役目すら果たせず、そのまま高空へと打ち上げられた。
空中で機械仕掛けの全身が火花を散らしながら爆発していく様子は、花火に近かった。
鈴仙のシュートは、更にその次の瞬間、ゴールネットに突き刺さっていた。

鈴仙「……よし。トドメを刺したわよ。守矢みらくるず」

間違いなく決まったゴールを見て、鈴仙は満足気にそう呟き、心の中でガッツポーズを作った。


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24