【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか？】

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[263]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ ：2015/04/28(火) 00:14:24 ID:???
★永琳の運命→ ハート5 ★
４～６→厳重注意！

審判「今の行為は充分危険だ。充分注意するように」

永琳「――申し訳ございません」

実況「審判は永琳選手に厳重注意！
カードも充分あり得る展開でしたが、審判はやはりいつでも公平！
守矢はホームでありながら、偶然の反則と見て温情な採決を下しました」

幾ら永琳と言えども、サッカーというルールの中では一選手に過ぎない。
審判の叱責を受けて永琳は素直に頭を下げ謝意を告げる。

鈴仙「（なーにが温情よ。前半は買収した審判を使っといて……）」

それは、審判と言えどいつでも公平では無い事を学んだ鈴仙にとっては
何となく腹立たしいような気分だったが、しかし今回については、永琳の反則は間違いない。
過去の事を蒸し返すよりも、未来の事――つまり、この次の守矢のフリーキックがどうなるかを考える方が、余程建設的である。

鈴仙「（師匠が反則を貰った位置は、ルナティックスのゴールからおよそ４０メートル。
普通に考えると、シュートで直接狙うのは厳しい位置だけど……）」

鈴仙はここでチラリと敵陣のゴール前を見る。
先程は負傷した守矢みらくるずのＣＢ・八坂神奈子が、好戦的な笑顔で腕を組み様子を伺っている。
確か彼女には、距離減衰の無い必殺シュートがあったのではないか。

鈴仙「（――守矢が捨て身で、神奈子さんを上げて必殺シュートを撃ってくる可能性も充分あり得る。
というか、かなり高い。　ここはやっぱり無難に、神奈子さんへの警戒を強めるよう、皆に指示でも出しておくべきかしら……）」

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