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【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】


[362]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/03(日) 02:30:26 ID:???
――そして、ここから先は鈴仙もあずかり知らぬ話ではあるが。
早苗のこうした心変わりにより、守矢みらくるず陣営も僅かながらに戸惑いを見せていた。

〜守矢みらくるず・控室〜

早苗「すみませんっ、遅くなりまして」

神奈子「(…………)――何、私達に気兼ねする必要は無いさ」

笑顔でロッカールームに戻って来た早苗を、
既に帰り支度を済ませていた神奈子は複雑な表情で向かえる。
その表情の理由を正確に知っているのは、今回の大会に向けての計画を共に練っていた諏訪子だけだった。

諏訪子「(なんか……話と違うような気がするんだけど)」

本来の計画通りでは、早苗はこの時地獄に落ちた罪人の如く、絶望にまみれた表情である筈だった。
しかし、今眼前に居る早苗は確かに残念そうな様子は見せているものの、彼女本来の素朴な爽やかさが残っている。

諏訪子「(……今回の大会。私達守矢神社は信仰を勝ち得るために様々な手段を取って来た。
借金してまでこの大スタジアムを建設したり、必要に応じて審判を買収したり、
ヒューガーと裏で手を結んで、コピーロボットの技術を手に入れたり)」

三杉やフライハイト、ザガロやレンセンブリンクや沢木の気質をコピーした人形は、
試合終了のホイッスルと同時にその動きを完全に止めていた。
一体だけ所在が掴めない人形があったが……恐らく、鈴仙のシュートを前に文字通り蒸発してしまったのだろう。
兎も角、大会の決勝トーナメント第1回戦で彼女達が敗北した結果は覆せない。
そして、その結果はこれまでに掛けて来たコストと比べると、明らかに赤字商売――大失敗であると言わざるを得ないだろう。


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0ch BBS 2007-01-24