※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】


[402]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/05(火) 15:23:04 ID:???

鼻高天狗「減らず口を。貴様は身の程を弁えるのは、相変わらず苦手なようだな。
まあ……だから何時まで経っても、貴様は小属止まりなのだろうが」

射命丸「………」

臨査――正式には『臨時査問委員会』を実務的に取り仕切るのは、大天狗のような上役ではない。
天狗社会の内政を司る中務省の少輔クラスを中心に、脇を固めるのは大丞から少丞クラスの中堅天狗が、
こうして列席して、気に食わない輩を呼び出しては難癖を付けるのである。

鼻高天狗「……まあ良い。それより、射命丸文。本日の臨時査問委員会で貴様を呼び出した理由。それは分かるな?」

射命丸「――通知文に書いてありましたよ。サッカーチーム運営事業の事ですよね?」

中央の鼻高天狗は欧米人のように長い鼻の頭を擦りながら、鬱陶しげに射命丸に訊く。
射命丸もそれに合わせて鬱陶しげに答えると、周囲の取り巻きが俄かにざわついた。
中央の彼は少輔――外界の企業で言えば次長クラス――であるにも関わらず、
少属――これは主任程度だ――に過ぎない射命丸が反抗的な態度である事は、
上下関係に厳しい天狗社会にとってあり得ない事だった。

鼻高天狗「……式部省の今の大天狗様の意向は知っているな。
あの方は赤字かつ政策的効果の薄いサッカー政策を嫌っておられる。
そして前の妖精大連合との試合だ。あれで貴様等が引き分けた時は……!
――もう、大天狗様や天魔様周囲の秘書局は大混乱だった。
あの場は何とか大天狗様の命を受けた私が報告書を作成し、天魔様に無事お伝えする事が出来たが。
考えてみろ。次にこうした大混乱を引き起こし、様々な方面に迷惑を掛ける事があれば、今の大天狗様の地位がどうなるか……!」

射命丸「……そうですか。それはお気の毒ですね」


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24