【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか？】

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第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票

[41]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ ：2015/04/14(火) 00:26:35 ID:???
実況「――ゴ……ゴ～～～～～～～～ッル！！
ゴールです！　ゴールが決まりました！！　３－１、三対一、さんたいいちです！！
永遠亭ルナティックスが後半２２分に貴重な３点目を挙げて点差を広げました！！
守矢みらくるずは八坂神奈子選手に若島津健選手と、一流クラスの守備陣が並んでおりましたが、
相も変わらず健在な、永琳選手の超火力によりその全てが粉々になった～～～！！」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア！！」
「えーりん！　えーりん！」「やっぱり永琳さんは凄いなぁ」「これに中山さんが入ったら、ルナティックスは無敵だな！」
「バンザーイ！　永遠亭ルナティックスのヒーローバンザーイ！！」「カグーヤ王女バンザーイ！」「おい、今は違うだろ！」
「ふざけるな守矢ー！　お前等それでも神かー！？」「こういう時こそ信仰の力だ！　イア！　モリヤ！！　イア！　イア！！」

観客達の悲鳴の、歓声の、罵声の洪水がフィールド上に溢れかえった。
今しがた永琳が決めた『爆宙アポロ』のあまりのド派手さ、印象深さに、
観客達は改めて天才・八意永琳の偉大さとスケールの壮大さに惹かれていた。

永琳「（――実際の所、『爆宙アポロ』のシュートとしての威力は、既に幻想郷でも最高峰とは言い難いのだけどね。
精度や決定率を踏まえると、私の全力は、ウドンゲの『マインドエクスプロージョン』にも劣っているというのに）」

永琳はゴールを決めたにも関わらず、全く嬉しそうな表情も見せずに観客席を無機質な瞳で見つめていた。
それは輝夜以外の者にとっては、永琳の普段通りの表情だった。

永琳「（……有象無象の観客はいつだって、分かり易いヒーローをフィールド上に求める。
そして分かり易いヒーローには、泥臭く分かりづらい努力は必要でなく、ただただ結果だけが求められる。
鮮烈なドリブルやパスを見せた中山君や、『たまたま』派手なシュートを決めた私のように。
――ヒーローへの幻想と依存を打ち砕くのは、本当に難しい問題ね）」

鈴仙「し、師匠……！（なんかこわ～い顔して何か考えてる）」

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