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【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】


[447]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/07(木) 00:08:59 ID:???
はたて「――色々言っちゃったけど、もう一度だけ言うわね。私は、文が自分の意志で居る限り。
文がどんな道を選んでも、離れ離れになったとしても――。絶対に、私は、文の仲間だから」

それはとあるサッカー少年が、悩んでいた彼女にアドバイスしてくれた言葉だった。
彼の影響は少なからず、この天狗達に。そして妖怪の山FCのメンバーの考え方に対しても及んでいた。
射命丸は「ありがとう、はたて」と小さく呟くと、照れくさそうに頭を掻いて。

射命丸「――皆さん。先に言っておきます。私は――案外大したことありません!
ですから、私はもう皆さんに頼ろうと思います! 頼って頼って頼りまくって……それで、チャッカリ勝っちゃいます。
ですが、ひいき目に言っても、貴方方も案外大したことありません!
なので、……ええ。案外大したこと無いモノ同士、仲間として! 静葉さんじゃないですが。後半は……ジタバタしましょう!」

――そう、チームメイトに対して快活に笑ってみせた。彼女の瞳は、もはや何にも縛られていなかった。


*****


――ピィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
……ピッ、ピッ。……ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

――だから、射命丸にはもはや後悔は無かった。

レミリア「……前半とは同じチームとは思えなかったわ」

レミリアが心底驚き、また関心したように彼女に話しかけて来ても、彼女は穏やかだった。

射命丸「貴女のトコの咲夜さん、一体どーなってるんですか。
あの人とヘンな中国人が居なかったら、私ら絶対勝ってましたよね」

レミリア「……そのどーなってるアイツラを何度もドリブルで抜き去り。
そして時には思い切って仲間に頼って、何度もパスワークで抜き去ったチームのキャプテンには、言われたくないわね」


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0ch BBS 2007-01-24